相馬の子供たち
福島県相馬市で割烹店を経営 佐久間善彦 最近の身の回りの出来事に対してのささやかなブログです。
2013.09
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17才の春 ASIMOの涙
仮設で赤ちゃんが育ってる。
子供たちは、仮設や避難さきで新しい友達ができた。
昔住んでた家。その記憶は彼らはには残らない。
彼らはにとって仮設がふるさとになるんだろうか。
ふるさとを知らない子供たちが育っていく
「震災から二年半がすぎ、未だに多くの行方不明者がいる。いかに大きな災害だったかってことだ」
「9月11日には、また県警や消防の一斉捜索が行われた」
「まだ子供を探してる父親がいる」
「いつまでたっても終らない災害。終われない災害か」
「原発事故の避難さきから、帰りたいのは多くが老人たちだ」
「長くその土地に住めば住むほどその思いは強いんだろう」
「いつもの空、いつもの山を見て、いつもの海に立つ。
いつもの空気、いつもの音、いつもの仕事。そして一生が終わる。」
「周りの幾人かの人々と、わずかな農地や漁場。
貧しく簡素な土地だからこそ、より力強く大地に根をはってきた」
「悔しいわよね。その気持ちわかるような気がするわ」
「とくに東北の人間は遊牧民族にはなれないよね」
「ネズミが電線をかじろうが、タンクに穴があこうが、クレーンが倒れてこようが、
台風でじゃぶじゃぶになろうが、彼らは待ってるんだ。
いつか自分の土地に帰ることを」
「でも世代によって考えかたはずいぶん違うと思う。
ふるさとを知らない子供たち。放射能を心配する若い親たちは新しい土地で生活を始めてる人も多い。
働き盛りの者にとっては、ふるさとに帰るにはまず仕事。インフラや病院住める環境が整わないときびしいわよね。そして環境の激変や他の土地へは馴染めない老人たち。」
「私の友達のおじいちゃんはせめて死んだら双葉のお墓に埋めてくれって言ってるそう」
「世代によって、時間の経過とともに、うすれゆくふるさとへの意識だよね」
「多くの犯罪の場合は加害者側は被害者の怒りや悲しみが時間とともに鎮まるのを望むのでしょう。
でもそれは許せない気がするわ」
「加害者側のほうが完全に頭のいい優秀な人々が揃っている。被害者側の多くは弱者だ」
「私たち当事者側は風化していくと思う。でもこの事故を起こした人達の責任の重さはいつまでも変わらないと思う」
nurse「先生、この患者さん、すごい熱です大丈夫でしょうか」
doctor「熱は何度ですか」
nurse「体温計が壊れてて測れません」
doctor「オデコに冷たいタオルでもあてましょう」
nurse「汗もグッショリで、オシッコも漏らしてます」
doctor「大丈夫です。まだベット内に留まってます。新しいシーツに取り返しましょう」
nurse「先生、どんな病気なんでしょう。体の中はどうなってるんでしょうか」
doctor「そんなことは、わかりません。それにしてもこの患者さんが病気になるとは思いませんでした。その足の傷はどうしました」
nurse「この前この患者さん、ネズミに足をかじられたんです。この病院は設備も古くて看護師もたりません。患者さんにどこかよその病院に移ってもらったほうがいいんじゃないでしょうか」
doctor「あまり話は大げさにしないほうがいいでしょう。大丈夫です。私が責任をもって見守りましょう」
nurse「・・・・・・・先生、お祈りでもしましょうか」
doctor「大丈夫です。もうすぐよくなりますから、みんなで未来に向かって進みましょう」
by,hikonosuke,.アーメン
フランスの新聞社が「東京五輪の水泳プールは、すでに福島にある」と風刺した。
みんな驚きをもってあのニュースは聞いたと思う。
「確かにかなりがっかりした」
「へぇー初めて知ったけど、風刺って風を刺すことなんだ」
「パリジャン、パリコレ、フランス料理。ルーブル美術館をもつ人達の発言とは思えないわ。なんだかとにかく悲しい」
「マドリードやイスタンブールを抑えて2020年の五輪の開催が日本ならば、
2024の開催はパリが有力なはず。フランスの人達はもっと好意的でもよさそうだけど」
「でもそのジョーク確かに一理あるよな。
とにかく今の日本はあの汚染水プールやタンクをなくすことが先だろう。ってことだよね」
「長い原発の廃炉作業のなかで汚染水の問題なんか簡単にクリアしなくちゃいけない
一つめのハードルだと思ってた」
「汚染水の問題だけで数年かかるだろうと言う専門家もいる」
「汚染水の対応に追われて肝心の廃炉作業は今だ進まず。もぐら叩きしてるうちに時間が経っていく」
「国が責任をもって対処すると言う発言には、私たちは少し安心したけど」
「でもなぜ今ごろになってそんなことを言うんだろう」
「決まってるだろう。そもそも国に決定的な解決策なんかあるわけがない。
もしあったらこれだけの大事故だ始めからやってるはずだ」
「私は電力会社の隠ぺい体質が国に伝染するのが心配。
コントロールするのは汚染水であって
、間違っても汚染水の情報を内外に向けてコントロールするようなことがあったら大変なことになる」
「すべての情報を隠さず世界に発信することが義務になった」
「ひとつ間違うと、南の島を隣国と争ってるうちに、もっと大きな領土を失う可能性もある」
「日本は隣国と地続きのない島国だから、汚染もまだ国内問題ですんでる。
でももういいかげん棄てよう島国根性は。空も海もこの惑星には一つしかない」
「さすが、天文部」
「汚染は湾内にとどまってるとか、コントロールされてるとか、私の責任でとか。なんの科学的な根拠もなく、データもなく、知識もない、そんな無謀な発言をするより、世界へ向けてもっと謙虚でありたい」
「五輪の開催に反対な人は誰もいないと思う」
「でも七年後の東京となると、いろんな意見があるわよね」
「原発の事故がまだ収拾つかない中では、開催に向けていかに東京の電力が不足しようが、福島や新潟の原発の再稼働はありえないと思う。五輪もよりクリーンなエネルギーを使った開催を考えるべきだと思う」
「私もそんなに立派な五輪でなくてもいいから、原発に依存しない、環境にやさしい開催を考えるべきだと思う」
「地味で質素でいい。クリーン、エコノミー、ビューティー。ならどう」
「ビューティー?」
「日本的なわびさびみたいな。金の茶室より利休ののだて。とか」
「すべての原発に依存しないできる範囲の未来に向けたもっとも近代的なスマート五輪」
「日本は原発事故の教訓を生かし勤勉性と持ち前の技術力で新しい五輪開催のかたちを世界に示した。とかって、フランスの新聞の一面を飾ったら すごいよね」
先日中学二年生の男の子たちと少し話をしたんだけど。
やっぱり原発の事故は恐ろしいことだとみんな思ってる。
将来福島のためになる仕事、自然エネルギーやロボットの開発者になりたいと言う生徒もいた。
そこで私は少し意地悪に聞いてみた
「じゃぁ将来は原発で廃炉の仕事をするかもしれないんだ?」
彼らの答えは
「そこまでは、ありえない」
「それはちょっと無理」だった。
「どうしても、かなり長いスパンの話になるわよね」
「自分の彼氏や子供には、絶対原発の中には入ってほしくない」
「おっとっと。高校生には思えない爆弾発言」
「それは当然だと思うわ。新しい技術の開発や新しい発明とかなら、
大賛成だけど実際の現場はかなり恐い」
「これだけ、地元がピンチなんだから、なにか自分にできることはないかと探してみるよね。
でもどうしていいかわからない」
「廃炉って言うのはやっぱり後ろ向きな作業なんだろうな」
「勿論そうだと思う。造る時には、この原発は将来の日本を支える大事なエネルギーとかって、
誇りに燃えてっとか。かなりモリアガッタと思う」
「廃炉の意欲に燃えるって人々はいるんだろうか。
国の大きな課題はいかにこれから現場での優秀な作業チームをつくれるかってことだ」
「結局さ、みんなゼロ戦の開発者やエンジニアにはなりたいとけど、
誰も乗りたくはないってことだよね」
「結局誰も乗らなかったら?」
「おそらく日本人がみんなで一緒にゼロ戦に乗ることになる」
「開発者とか技術者とか言ってるんなら、ゼロ戦に乗せるロボットを造るしかない」
ここからおそらく話は本題の『アシモの涙』に入ります
。
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2013-10-07(22:21) :
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